2007年3月3日土曜日


レン君のトレーニングも終盤戦です。今日はレン君のお悩み第3位にランクインされていた甘咬みの問題についてお話します。
では今回も、なぜワンチャンは咬むのでしょうか?ワンチャンの気持ちを考えてみてください。遊びたいから?怖いから?嫌だから?虫の居所が悪かったから?等などいろいろあると思います。この気持ちを考えてみると対応法が見つかりますよね。そして、ワンチャンがかんでしまったときにどのように対応してますか?咬む前はどのように対応してますか?ここでも環境づくりが大切な飼い主さんのお仕事です。
ではレン君の場合でみてみましょう。レン君は、手をレンの前にちらつかせ、遊びに誘ったり、顔の周りを思いっきり触ったりすると、じゃれて甘咬みをしてきていました。対処法は、手をちらつかせて遊びに誘わない。そして、触るときは興奮しすぎないように優しく触る。誘っておいて、咬んでくる!!これはワンチャンかわいそうですよね。ワンチャンは遊んでくれるんだぁ!!と興奮して口があたってしまっただけですものね。ただ、どのような状況であれど、人間に歯をあてるということは絶対にあってはいけないことです。環境づくりをするのと同時に、手を咬んだらいけないということを教えてあげましょう。
「NO」「だめ」といくら言っても聞かないんです。とよくご相談を受けます。どのようにワンチャンに言っているのでしょうか?心のどこかに、米粒くらいは「まぁ少しならいいかぁ」って気持ちはないですか?「NO」と言うときと、言わないときとありませんか?少しくらいならという気持ちは今すぐに捨ててください。ワンチャンはとっても賢く、人間の気持ちを読む動物です。そんな飼い主さんの気持ちをすぐに読み取り、「ちょっとくらいいいやぁ。そのうち許してくれるし」「さっきは許されたから大丈夫かもぉ~」って気持ちでワンチャンは甘咬みを繰り返してくるのです。そして、NOの言い方ですが、短く、低い声で、お腹の底から、気持ちをこめて、「NO」と言ってください。もしよければ、ご家族の方にワンチャンになっていただき、「NO」と言ってみてください。「びっくりした」「怖かった」「ごめんなさいって思った」という感想が帰ってくれば成功です。「うるさいなぁ」「別になんにもぉ思わない」「もっと遊ぶのぉ?!」そんな感想が返ってきたら失敗です。言い方でなく、気持ちを伝える。まず、ワンチャンに言う前に深呼吸をして、一言にすべての気持ちをこめて「NO」と言ってください。そうすればそぉっと、ワンチャンも口を放してくれるでしょう。
残念ながらレン君の甘咬みの写真はとれませんでした。ので、楽しく遊んでる写真をUPしておきますね♪

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